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世界ペットフード協会連合会(GAPFA) 2018年 年次総会 開催報告

世界の国や地域のペットフード業界の協会(13団体)とペットフード製造企業(3社)が加盟する 世界ペットフード協会連合会(略称GAPFA)の2018年 年次総会が、2018年10月1日〜4日、40名に及ぶ関係者出席の下、横浜にて開催されました。

当会議の開催報告が、GAPFAウェブサイト(www.gapfa.org )に公表されましたので、その翻訳を掲載いたします。

   

   

世界ペットフード協会連合会(GAPFA)技術会議 及び 2018年年次総会のハイライト(翻訳)

日本のペットフード協会の主催により、10月1日から10月4日まで Global Alliance of Pet Food Associations(世界ペットフード協会連合会、略称GAPFA)の技術会議(Technical Congress) 及び2018年年次総会が横浜で開催されました。

GAPFA 技術会議では、日本におけるペットフード関連規制の概要が示され、PARNUTs ペットフー ド(特定の栄養目的のためのペットフード)に関する日本の経験を通じた知見も発表されました。 また、OIE(国際獣疫事務局)のアジア太平洋地域代表として Kinzang Dukpa 氏を迎え、グロー バルな基準を策定する国際機関としてのOIEの役割について講演いただきました。最後に、ユー ロモニターの Sean Kreidler氏 がアジア太平洋地域におけるペットフード市場の現状と今後の 可能性を力説しました。

GAPFA 加盟の協会はそれぞれの国や地域の現在及び今後の活動、新たな問題についての報告を行 いました。

2018年のGAPFAの主な成果は以下のとおりです。

* 鳥インフルエンザの不活性化、OIE規約の章のレビューといった重要課題に関して、 OIEとの連携を強化

* ペットフード製造業者が安全なペットフードを製造できるように、また、貿易を円 滑化する安全基準の指針を提供するために、自主規制の枠組みとして機能する、GAPFA Safety G uidance(安全の手引き)を発行

* Eコマースによる取引を含め、ペットフード完成品の取引に関するGAPFAの方針に 関するステートメントを完成

* ペットフードの安全、犬及び猫の栄養、責任あるペットの飼育に関する15のGAPFA ファクトシートをGAPFA公式ウェブサイト上で公開

GAPFA General Assembly(総会)により、次の方々が一年間の任期(再選可)のGAPFA役員とし て選出されました。

GAPFA プレジデントに Dave Corley氏(Nestle Purina PetCare)、加盟協会のGAPFA バイス プレジデントに Robert Kaczmarek氏(FEDIAF)、加盟企業のGAPFA バイスプレジデントに Carl os Gonzalez氏(Hill’s Pet Nutrition)

また総会では以下の作業部会の議長を任命しました。

栄養に関する作業部会の議長に Thomas Brenten氏(FEDIAF)と Lisa Conboy氏(Nestle Puri na PetCare)、食品安全及び貿易円滑化に関する作業部会の議長に Jim Barritt氏(PFI US)と Fausto Fiorini氏(ABINPET)、コミュニケーションに関する作業部会の議長に Robert Kaczma rek氏(Mars Petcare)と Bill Salzman氏(Nestle Purina PetCare)

総会は、Argentina Chamber of Animal Nutrition Companies(CAENA:アルゼンチン)による、 2019年1月1日よりGAPFAの協会メンバーとして加盟したいという申請に満場一致で合意しました。

2018年12月

Global Alliance of Pet Food Associations(GAPFA)は、2014年にベルギーで設立された非営利の協会団体で、世界の国や地域のペットフード業界の協会及びペットフード製造業の企業を代表しています (現在、13の協会と3の企業が加盟)。GAPFAのミッション(使命)は、共通の関心事項である重要課題に対し、業界の合意に基づいて取り組む場を提供することで、ペットの健康とウェルビーイングを支援し、 ペットとの共生のメリットを普及させることです。GAPFAは、食品安全と栄養基準の遵守を促進することで製造業者が健全で健康的な栄養価の高い市販ペットフードを提供することを可能にし、 市販ペットフードによる給餌を促進することでペットの健康とウェルビーイングをサポートします。またヒトとペットの相互作用のメリットを強調・強化するための教育資源の開発と普及に取り組んでいます。 詳しくは公式ウェブサイト( www.gapfa.org)をご覧ください。