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ペットフード協会について

ごあいさつ

一般社団法人ペットフード協会 会長 越村 義雄

当協会が1993年から毎年継続している「全国犬猫飼育実態調査」の2020年調査結果では、国内で飼育されている犬は、848万9千頭で、前年対比 96.5%と若干の減少となりました。 一方、猫の飼育頭数は964 万 4 千頭で、前年比98.6%となり、横ばい傾向にあると考えられます。 また、同じく当協会が毎年実施している「ペットフード産業実態調査」の2019 年度(2019 年 4 月 1 日〜2020年 3 月 31 日)集計結果によると、 我が国で流通したペットフードは前年比99.8%の59万3千トンと推計されており、そのメーカー出荷額は、前年比105.6%の約3,194億円の規模になりました。 2019年の流通実績を10年前の2009年と比較すると、 量ベースでは、84.7%と飼育頭数の減少の影響を受けております。一方、金額ベースでは118.1%の拡大となり、この間ペットフードのKg当り単価は2009年386.6円から538.7円となり、139.3%上昇しています。 このユニットプライスの上昇は、当協会会員企業が日本で生活しているペットの特性をより深く理解し、同時に飼い主がペットフードに期待する価値を分析し、新しい使用機会の提案や新セグメントの創造に取り組み、 ペットと飼い主の双方に年々より高い満足を提供した結果であると言えます。

昨年来の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、国民の多くが、外出自粛・長い在宅時間を強いられ、ストレスを感じる生活環境にあります。 こうした環境を改善したいと犬や猫を家族に迎える世帯が増加する兆しが、2020年の全国犬猫飼育実態調査で明らかになりました。調査では、過去1年以内新規飼育者の飼育頭数は、 犬・猫共に2018年を底に、2019年、2020年と増加傾向にあります。特に2020年の新規飼頭数の増加率は、犬・猫共に、前年より14%以上増えています。ペットとの生活で癒しや潤いを求めたり、 家族内でのコミュニケーションを深めている傾向がうかがえると共に、ペットとの生活が心身に及ぼす効用を実感する人々が再び増え始めているものと思われます。 ペットとの生活による効用やその価値に関わる世界的な学術誌の要約版を社会保険出版社より、昨年11月に「ペットのもたらす健康効果」というタイトルで、発刊しました。 更に、当協会が支援し、現在日本で進行しているペット飼育の効用に関する疫学調査結果は、数年以内に論文として発表される予定です。 明らかになる調査結果をペット業界他団体とも連携し、 広く情報発信を行い、ペットと暮らす生活の需要開発に取り組んで参ります。

また、新型コロナウイルス禍は、生活者の衛生、安全・安心、健康意識も高めました。家族の一員であるペットの食事も同様の意識で選択されることは想像に難くありません。 当協会はペットフード業界挙げて、「ペットフード安全法」を遵守し、ペットやペットと共に暮らす人々から信頼されるペットフードを提供していくため、 ペットフードの安全性の確保と品質向上の環境整備に努めて参ります。 この取組みを、高い透明性をもって、多くのステークホルダーに伝わる情報発信も強化して参ります。 こうした活動を通して、ペット関連産業が今後とも継続的に発展するように、努めて参ります。

皆様のさらなるご支援をお願い申し上げます。

一般社団法人ペットフード協会 会長
児玉 博充